西加奈子さんの『きいろいゾウ』を読みました。いつもながら、とっくの昔に話題になり、映画化までされた作品です。
「ムコさん」「つま」…そう呼び合う仲良し夫婦の物語です。他にも、何組かの夫婦が出てきて、夫婦って何だろうと…そこを考えさせられました。
私45歳。まわりを見ても、それなりに色んな夫婦があって、それぞれのかたちがあって…。離婚という節目も、もはやまったく珍しくないですね。「卒婚」というのもあるのだとか。
話を戻すと、『きいろいゾウ』の主役である夫婦は、子供がまだなく、とっても仲良し。穏やかなようで、実はお互いに強烈に求めあっている、そんな激しい情をも感じました。
結婚て、幸せの源泉でもあるし、不幸の源泉にもなり得るなぁと…最近ではそんなふうに感じます。
『幸せなことと不幸せなことは、人生の中で複雑にからみあっている。』
…木皿泉さんの文章です。納得。
もし生まれ変わるとしたら、次は独身でいてみようと思います(笑)。