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シルバー人材

 ずばり「65歳以上の求人」。先日、ニュース番組で特集が組まれていました。仕事内容は多岐に渡っていて、清掃・見回りなどの管理人業務、仕分け・データ入力などの事務、電話営業や子どもや高齢者のお世話まで…。

 そこに出てくる人は皆、笑顔が素晴らしくて生き生きしていて、「この仕事があるおかげで」という話しかないのです。むしろ体調が良くなったとか、孫にお小遣いをあげられるとか、ニコニコと話されるのです。そしてもれなく実年齢よりぐっとお若い!

 いいなぁ、やっぱり必要とされるとか、行くべきところがあるという「仕事がある」ことは、生きる上で重要な要素ですね。

 誤解を恐れずに言うと、もうひとつ印象的だったのは、総じてお給料が思った以上に低いということ。フルタイムではないものの、平均して月収入が5.6万くらい。多い人でも8万円とか。それでも生き生き、ニコニコなのです。

欲を言えばもっとという思いはあるけれど、それ以上の「やれる喜び」を感じられるとのこと。すごい!

 私の身近な人では、近所のHさん。Hさんの場合は完全なボランティアです。収入はゼロ。学区の小学生の登下校の見守りをされています。今でこそ、ご自身のお孫さんが小学生ですが、そのもっと前から。近所の子供たちのために、して下さっているのです。

蛍光色のベストを着て、スクーターで見守りポイントまで行き、そこで旗を振りながら、子供たちはもちろん、自転車で通る私にも挨拶して下さいます。とびっきりの笑顔で。「おぅ!行ってらっしゃーい!」と言ってもらえた朝は、それだけで元気が出るのです。

雨の日も、夏の暑い日差しでも、北風が冷たくても…。本当にありがたいなぁと思います。

私はその頃、何をしているかな?!

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