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劇作家の平田オリザさんのコラムでした。
「世間では本当にいろいろなことが次々に起こるので、つい1ヶ月前のことでも忘れてしまっている。」→そうそう!ほんとに!!大いにうなずいた私です。
「10月末からこの11月にかけて、起こらないと思っていたことが起こり、なくならないと思っていたものがなくなった」と。
それは・・・
①オリンピックのマラソン会場が、東京から札幌に移った
②来年から行われるはずの共通テストへの民間英語試験の導入が延期に
③「桜を見る会」がとりあえず来年は中止に
などなど。
そう言われてみると確かに、外圧や内閣の事情まで、様々なことが絡んでいるとはいえ、意外とあっさりと色んなことが変わっていますよね。
日本人、いえ日本社会はいったん決めたことを変えることって、なかなかできない文化ではなかったでしょうか?
突然ですが、「変化」することは好きですか?
私はまったく、好きではありません(笑)。
日常が繰り返されることが、好き。いやだ保守的~!
突発的な予定は、まず入れない。急に変わることが嫌なので(笑)。
たまたま私の同僚は、これが真逆でして。
むしろ変化を好んで、しなやかに生きる彼女が、時にうらやましく見えます。
でも変わらない、いや変えない、頑固者の私(笑)。
ただ仕事となると話は別です。
自分の適性に関わらず、求められることがあるので。
今の仕事では、柱となる仕事のひとつに、「研修」なるものを提供しています。
来た人たちが最大限、学びつかんで帰れるように、必要と判断すれば、その場で内容をガラッと変更する。それがうちの「研修」です。
プログラム、スケジュール、マニュアルもあります。でもそれを超えて時に「ナマモノ」と感じられるほどの、ものなのです。
私自身はまだまだ経験は浅いのですが、その瞬間はまさに「賭け」です。
でもそれが良しと判断して、決めたら、そうしてみる。
結果はわかりません。相手が何を感じるか、どう捉えるかは、相手が決めることだから。
今の仕事になってつくづく、やれることの限界を感じます。
「精一杯やるだけ」だからこそ、その限界を感じられるまでやれたなら、それは素晴らしいことだと思うのです。
達成感、やりきった感覚、これでいいと思う瞬間。
今の仕事についてから、これまでとガラッと考えが変わりました。
仕事が好きで、ついつい打ち込む。
そういう人の共通点は、この変化させることを恐れず、「ナマモノに触れる感覚」を知っていることかもしれません。
私はまだまだ「知っている」なんておこがましくて、「かじった」程度(笑)。
ただ昔から食わず嫌いが多かったのですが、この味は一口かじっただけで、くせになっています(笑)。