コロナ禍に見舞われた、いつもと違った夏…という始まりのエッセイでした。読んで「へぇ~」と思ったので。 何かと言うと、藍染めのお話。
「藍」がプランターで気軽に育てられる植物ということも、葉をむしってミキサーで砕いて自宅で簡単に(比較的?!)染めものができるということも、改めて知りました。
自然の草木で染めるとなると、木綿、絹、羊毛など、染められるものもやはり「自然由来」のものだとか。化学繊維ではうまくいかないのだそうです。根本的なところがわかりあえているとうまくいく、人間同士みたいと思いました。
父方の祖母がとても器用な人で、庭の木に布をわたして、筆を使って絵柄を描いて、染め物をしていました。遠い記憶と、写真と…で、おぼえている景色です。
息子達のネクタイ、着物も染めてくれ、私の七五三の着物は祖母が染めてくれたものでした。私が2歳ぐらい…話せるようになる前に、痴呆が始まり、きちんと会話をした思い出はほとんどないのですが。貴重なものを残してくれた人だったなと思います。
トーストに、分厚くかたまりのようなバターをポンポンとのせて、はちみつをたっぷりかけたトーストを食べていたのも祖母でした(笑)。その組み合わせ、私も大好きです。
藍染めの話に戻りますが。藍は染めた日の空の色に染まるのだとか。「へぇ~」って思いませんか?祖母に聞いたら、なんと答えてくれたかな。