明日2月1日は、多くの私立中学において、入試初日にあたります。娘が中学受験をしたのは、今から4年前のこと。思い返すと、言葉にならない気持ちがこみ上げます。
中学受験できること自体が恵まれているとか、反対にかわいそうだとか、色んなことが言われます。 あれはもう、きれいごとでは済まされない経験でした。口だけ出して、自分の名誉のためにレベルの高い学校に受かってほしいと、実は思っていました。それは、今だから言えること。
でも、何がその子のためにいいのかなんて、ずっとあとになってみなければわからないわけです。その時その時、良かれと思ったことをするしかない。こちらも未熟だから、判断を間違うことだって大いにあります。
総じて思うことは、「どんな結果になっても、そこから先へと続いていく」ということ。かつての自分には「それがあなたの評価にはならないよ」と言いたい。
今、ひとつ思い出すのは、第2志望の学校に合格した時。いちばんお世話になった塾担任のA先生に、思い切り「お母さん!!おめでとうございます!よかったですね!」と言われたのです。
こちらとしては、第1志望校の繰り上げ合格を待っていた時だったのに。その可能性はとても低いと言われたけれども、ゼロじゃないなら期限内は待ちたかった。…まさに、その私の気持ちを察してのことだったと思います。
なぜならそれは、娘の受験だから。私じゃないから。私のことなら、気のすむようにすればいいのです。でも子供は親の反応の犠牲になってしまう。そのことをストレートに伝えて下さったA先生には、娘以上に私が面倒をみて頂いたと思っています。
娘が今の学校に進学してよかったのかどうか、それは今まだわからないけれど。あの塾に通えたことだけは、はっきりと、本当に良かったと思えています。