『映画を早送りで観る人たち』という本の書評を読みました。
定額制の動画配信サービスが定着してきたことで、同時に、映画やドラマを倍速で観る視聴方法が定着しつつあると言うのです。
それを知ってびっくりでした。なぜ?ゆっくり味わいたいと思わないのかな?と。
→この時点で私はもう古い人間なのかもしれません(笑)。
倍速で観るのは、20歳前後の人たちが最も多く、その9割近くが時間の節約のためという理由から。
う~ん。時間を無駄にしたくないという考えははわかるけれども、だからと言って飛ばしながら観るのでは、もったいないと思わないのかなぁ。
きっと、楽しみにする度合が違うのかなと思いました。すごく軽く考えていて、だからゆっくり味わうと言うよりは、観ておきたい、知っておきたい。そういう気持ちなのではないでしょうか。
その昔、若者がテレビのリモコンでチャンネルを頻繁に変える「ザッピング視聴」が指摘されました。 それがなんと、今から30年近く前のことだと改めて知って驚きました。ひぇ~っ!そんなに前のことなのですね。
リモコンをカチャカチャと頻繁に操作するのは、若者に限らず、その人の特徴かなと思いますが。癖になっていると中々、直すことは難しいですね。
こういった視聴スタイルの変化は、作品の中身にも影響するのだそうです。
飛ばしつつ見やすいような構成。飛ばされる身になるのは悲しいなぁ。