コロナからこんな取組みが生まれるとは!と、 びっくりでした。
奈良にある6つの社寺が、宗教を越えて知恵を絞ったこと。
それは「奉納されたお供えものの日本酒を、アルコール消毒液に加工して高齢者施設などえに寄付する」というものなのです。
すごい!画期的だと思いませんか?
神仏習合にかけて名づけられた「神仏酒合」プロジェクト。
コロナ禍で行事が軒並み中止になり、以前のように参拝客に振舞われる機会がなくなったことで、大量に余った日本酒の画期的な活用なのです。
日本酒は日がたつごとに劣化するので、「酒が泣いているような気がした」と感じた大安寺の河野副住職が、「信者の気持ちのこもったお供え物を捨てるわけにはいかないし、何かできないか」と、考えた末のこととか。
宗教を越えて、社寺が共同で、酒造会社も巻き込み、廃棄される危機にあった日本酒を、これほど時代に最適な形で生まれ変わらせるとは、人が考えることの名案に、へぇ~!と心地よい驚きを感じました。
高齢者施設や保育園など、クラスターが発生しやすいところに寄付されるそうです。