野球評論家の権藤博さん、81歳。
プロ野球OB、なんと78歳で日本代表のコーチを務め「生涯投手コーチ」の道を歩む。
そんな権藤さんが指導者として勉強するためにアメリカのマイナーリーグに行った時のこと。忘れられない「ハッとする瞬間」があったそうです。
学校を出たばかりの子が、何度練習してもできないのを見かねて「教えた」その時。向こうのコーチに言われたこと。
「ゴンドウ、教えてくれるのはありがたいが、ヤツのためにならないからやめてくれ。人に教わったことは忘れるが、自分でつかんだことは忘れない。だからオレは選手が自分で気づくのを待っていたんだ」と。
その言葉にハッとして、以来、ハッとする瞬間との出会いが生きがいだとか。→この考え方ってすごく素敵だなぁと感じました。
突然ですが、世代ごとに特徴というか、弱みがあると思うのです。私が自覚しているのは、自分はマニュアル世代だな~ということ。何をするにもマニュアル(お手本)を求めてしまう、教わることを必要としてしまうのです。
今の職場は、もちろん教わることもありますが、基本的に「自分でやる」。ゆえに、崖から落とされる感覚になることが多いような(笑)。ぶつかったり転んだり、傷だらけになっていますが、転んでもタダでは起きなくなったな~と思います。そしてこれ、
『自分でつかんだことは忘れない』
本当にそう思います!!!