最近、夜のニュース番組で、ふと見かける人の言葉や表情が深くて、はっとすることがたびたびあります。
熊本の豪雨災害で、その後の片づけをする人手不足が深刻だと。でも、コロナの心配があるため、県外からのボランティアを受け入れられないのですね。なんとも皮肉な二重苦。
そこで夏休みに入った熊本工業の高校生達が、地域のためにといっせいにボランティアに出向いた様子が報じられていました。
チャーターしたバスを降りる際、まずは検温。お揃いの作業服に身を包み、帽子をかぶり、でもそこからのぞく笑顔がまぁいきいきと、清々しい!
「暑くて大変です…僕らでも。これは高齢の方にはとても、大変なことだと思います」「だから少しでも多くやっていきたい」と、大きなスコップで泥をかき出す男の子。
女子も負けずに、首にまいたタオルで汗を拭きながら、「暑いです…笑。でも大丈夫」と。その笑顔。横で見守るおばぁさんが、「ほんとにありがたくて、ありがたくて…」と、涙声でした。
本当に爽やかで、なんと清らかな姿。10代って、こんなにもキラキラとしているものなのか…。ほんの数分の映像でしたが、とても感激してしまいました。
色々なことがあるけれども、あの姿は無条件に人に希望を感じさせると思いました。