妹尾まい子さんのベストセラー小説『そして、バトンは渡された』が映画化されるというニュースを見ました。
本屋大賞受賞作品、ゆえに期待が大きすぎたのか、小説そのものはそれほどぐっとこなかったのが正直な感想…。でも、主役の永野芽郁さんをはじめ、キャストがイメージとぴーったり!と思えたので、楽しみになりました。
原作が映画・ドラマ化される時、自分の描くイメージと合うかどうかって重要ですよね!
今回、主役の永野芽郁さんは、お母さんがこの本を読んでいて、「実写化するなら芽郁に演じて欲しい」と思っていたのだそうです。それが本当に現実となるなんて素敵です。
そして、公式Twitterを見て、監督の言葉に感じるものがありました。
『本来、子どもは宝であり、周りの人たちから慈しまれ、無条件に親から愛される存在のはずです。』
→正直、無条件に愛することが難しいときがあったし、本当の意味では今もそれができていないかもしれない、と感じるので。
『…暗澹たる子どもの事件が多発する現在、そして、未来に向けて、必要とされている物語である。
何よりも希望を物語るのではなく、この風変わりな「家族の物語」そのものが、希望であると信じています。』 →希望を物語るのではなく…というところ。そうか、原作を読んでいて、確かに風変わりな物語だなと感じました。でも、同時に「これまでに感じたことのない、ほっこりした感じ」が残った小説でもありました。
改めてまた読んでみたい…映画も観たいと思っています。