『うつくしが丘の不幸の家』より。
「わたしね、夢ってとても乱暴な言葉だと思うの」
こんな言い回し、意外でした。 夢は尊い、儚いことはあっても、素敵なものだと思うしかなかったので。
夢を叶えたい、っていうのは我儘を通したいっていうのと同じこと。…手助けすればどうにかなりそうなことなら、手を貸さざるを得なくなるかもしれない。
夢なんて、振りかざしていいものじゃないの。
オリンピックで、多くの選手を見ていると、とてもそんなふうに思えないのですが。
夢があるから、夢に向かうから、いいと思うのです。