詩人の谷川俊太郎さんが、写真つきで新聞記事になっていました。
小学生時代に教科書で見た!
あまりに昔のことなので(笑)、大変失礼ながら、お元気でご存命とは思いませんでした。87歳になられた今も、精力的に「多方面の仕事に」取り組まれておられるそうです。
実年齢よりもお若く、はつらつとしておられる方。
その共通点、色々とあるでしょうが、私は「好奇心旺盛」だと思っています。
私のまわりには、そこを同じくした素敵な方がたくさんいます。
でも当の私はこれがまったくダメで、新しいことに関心を持つとか、ぜんぜん!
気になったらすぐに「ググる」こともしません(笑)。
そんな私なので、谷川さんのこの言葉には、目が止まりました。
「新しいことをやらないと、退屈してしまう人間なんですね。
自分が自分の真似をするようになるのを、すごく恐れているから、新しい形式みたいなものを、いつも欲しています」
こんなふうに考えたこと、まったくありませんでした。
私のなかでは教科書の詩ですが、近年では「ライブ対詩」という、なんとも斬新な創作をなさっておられます。
作詞家であり詩人の覚和歌子さんを相手に、ステージ上で詩をつくっていくのだとか。しかも、聴衆の前で。その状況を巨大なスクリーンに映し出し、詩をつくるプロセス、それを直していく過程まで実況中継するライブパフォーマンス!!
詩を書くって、薄日のさしこむ部屋のなかで、静かにひっそりと言葉を生み出す・・・ようなイメージだったので、驚きでした。
でも、今から好奇心旺盛な人間になれるとも思わず、どうしたものやら。