今、読んでいる小説のなかで、出てきたフレーズです。
「行動しない人間は、不安がる資格もないんだよ」
片思いを伝えずにいる主人公に対して、友人が語った言葉です。
個人的に恋愛からは遠ざかっておりますが(笑)、
仕事でも習い事でもなんでも、同じことだと思います。
行動しない状態がもっとも不安なのだとも。
その「こと」に対して、思い入れが強ければ強いほど、動けなくなる。
私は10代のころに「小説家になりたい」と夢をもってから、
どれくらいそれを 思っていたか・・・正確な年数は忘れましたが(笑)。
そのとき、どんどん書けなくなる自分がいました。
これと思うものを書いてそれが認められなかったら、と思うと
「今じゃない」とか、あれこれ理由をつけて、行動しないでいました。
ほんの一歩でいいから、踏み出せばよかったなと、今は思います。
先日、仕事でお会いしたある人が言っていました。
「今の時代、『なりたいものはなに?』って、親はすぐ子供に聞くでしょう。
当たり前のように。何になりたいの?ならばこうすればいいよって。
情報があふれているから、すぐ夢を現実に結び付けようとする。
でもそんな、「なりたい仕事はこれ!」って、見つかることのほうが
珍しいと思いませんか?」
・・・・・なるほど、と思いました。
「先が見えなくても、目の前のことを一つ一つやっていたら、
道はつながっていくと思うんです」、と。
私自身、先のことを考えるのって苦手です。
なんでもかなうとして、どうしたい?とか。
でもそのぶん、目の前のことを見られているのかもしれない。
今はそれなりに歳を重ねてきて、強くもなり、自分を可愛がる術も知りましたので。
そこであえて、「たくさんじゃなくていいから、小さな一歩を出してみよう」って
思います。恋愛というわけには・・・どうかな(笑)。