ことば

いただきます

食欲の秋ですね!


食べること、好きですか?
私は大好きです。お腹がすいたかどうかではなく、時間になったら「食べなくちゃ」と思うほどです。

それも、同じ食べるなら美味しいものがいい。

いまいち美味しくないものでカロリーを摂取するのは、悔しい!と思って日々を過ごしております(笑)。

こんな私が好きなことばのひとつ、それは
『いただきます』です。

『いただきます』で思い出すのは、今からもう何十年も遠い昔のこと。当時は営業の仕事をしていました。

ある日、先輩社員と2人で外出したときのこと。その先輩は私よりも7つほど年上で、妻子持ち(笑)。

いや、変な意味ではなく、そのころとても人気のあった俳優Kに似ていると社内で評判で、仕事ができて、家族思いで…と、女性陣に大人気の人でした。

私は俳優Kが、まるでタイプでなかったのと、「~に似ているって、似ているだけじゃダメなんだよな」なんて、こっそりからい評価をしていたのでしたが(…ただただ失礼!笑)。

そんな先輩と取引先で商談の時間、お茶を出して頂いたのです。するとその先輩、かなりはっきりと大きな声で『いただきます』と言ってから湯飲みを手にして、お茶をのんだのでした。

その時、はっとしましたね~。男の人が、こんなにもはっきりと、失礼ながら、たかがお茶ぐらいで、それでも『いただきます』か~!かっこいい!!と思いました。

以来、「好きなのは、もりもり美味しそうにたくさん食べてくれる人で~す」とかって聞いたとしても、「いやいや、その前に大事なことがあるぞ」と、私の理想は、はっきりと『いただきます』を言える人なのでした。

私も、大切に言うようにしています。

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