コロナ禍の今、至るところでオンラインを使った試みが行われています。
米プロフットボールNFLのドラフト会議の選手指名も、初めてオンラインで実施されたことがニュースになっていました。
QB(クオーターバックというポジションのこと、私は初めて知りました 笑)である、ジョー・バロー選手。最高評価を受けてベンガルズに一位指名。名門ながら低迷するチームの救世主として大いに期待されているそうです。
とても輝かしいことですが、その陰には、バロー選手の育った環境に、彼のハングリー精神の源泉が感じられるのです。
高校時代を過ごしたオハイオ州、その中でも特に豊かとはいえない地域で過ごしたバロー選手。大学時代、年間最優秀選手に選ばれ、その証である「ハイズマン・トロフィー」を受賞した際。
「学校から帰っても食べ物がない子供たちがいる。その子たちのためにこの場所に立っている」とスピーチし、大いに感動をよんだそうです。
この言葉には、彼が色んな人や状況を見てきたその思いが込められていると感じます。 そしてそのようなことはどこか、自分から遠いところで起きていると感じていた私ですが。…でも今、このコロナで、今日明日の食べるものをどうしようとか、所持金が数百円という声が、ニュースを通して身近に聞こえてくるようになっています。学びたくても学生を続けられないという声も…。
そのたびに、「あぁ~・・・」と、なんとも言えない気持ちになります。ニュースを見ながらため息をつくという方、多いのではないでしょうか。自分にできることは何かを、考えさせられています。