河井寛次郎さんのエッセイを通して、思ったり感じたことがあります。
つい最近、ご無沙汰している先生・・・ずいぶん前、新婚時代にほんの1年足らず、お料理を習った先生なのですが。
その後も葉書のやりとり、そして時折の宅急便で、ご縁が続いている先生です。レッスンに通わなくなって以来、一度もお会いしていないのに!!
今年も春にさくらんぼを戴いたので、その御礼に大好きなマッターホンのクッキーをお送りしました。
そうしたら御礼のお葉書がきて、ちょうど夏休みだった私は、珍しく封書でお返事を書きました。
そこで盲腸の話を出したら、そのあとまたすぐに「私も盲腸やりましたよ!大昔にね!」という、先生の盲腸話についてだけ書かれた葉書が届きました(笑)。
…その、なんとも気楽に、ちょっとおしゃべりするかのようなお葉書が嬉しかったのです。
私も形式ばらずにお返事しようと、トウモロコシの絵が書かれた葉書を用意しました。
ここで『火の誓い』の文章に戻るわけですが。人付き合いの中で「人はその最後のカタチだけにどうしても熱心になりがち」→そうそう、だからこそ気持ちを楽に、軽やかに、思いを伝えたいな~っていうところを大切にしたい。そう思ったのでした!