おすすめの本

エリック・カールさん

 『はらぺこあおむし』は大好きな絵本でした。その著者であるエリック・カールさんがお亡くなりになりました。91歳。生き物を描いた絵本を得意として、70冊以上もの著書があるのだとか。知らなかった!です。

『はらぺこあおむし』の独特の世界観。色使いひとつが個性的で、美味しそうなものが次々に出てくるところが大好きでした。

 母がよく、寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれました。
幼稚園で好きな絵本を先生が読んでくれる時間、というものありました。『はらぺこあおむし』をそういう時に読んでもらうことがあって、子供ごころに「先生とお母さんとでは読み方が違うなぁ」と思った記憶があります。

 絵本の読み聞かせは、私の中の幸せな記憶として、とても印象が強いのです。思い起こしてみると。

かこさとしさんの『トンボの運動会』も大好きで、トンボたちが協力して穴を開けるシーンで「みんなでポツン」「ポツン・ポツン・ポチン!」・・・というセリフが続く場面があっめ。そこで母の言う「ポツン」の感じがすごく好きでした(笑)。それが聞きたくてリクエストすると、長い絵本なので「え~ッ、これかぁ」と言いながらも読んでくれました。よくおぼえています(笑)。

 すごく好きな時間だったから、子どもたちにもしていた読み聞かせ。その時に何かで読んだのですが「子どもには繰り返しが大事。親は色々な絵本に触れさせたいと思うけれども、せがまれる間は何回でも同じ絵本を読んであげることが大切」ということ。これになるほどと思って、実行していました。「絵本をたくさん用意しなくちゃ!」とならずにすむのもありがたかったですしね。

娘が気に入る絵本=私が好きだったものとはなりませんでしたが、それでも私が読んでもらった本が、本当にたくさん残っていました。

「不衛生だからタブレット版の絵本がいい」という時代になってしまうのかな…。既にそうだったり?!すわって足の上に絵本を置いて、めくっていくと、自分の体の上を絵本のページがこするようになるあの感じが、好きだったのになぁ。ページに触れる時、ぎこちないから、ゆっくりになるんですよね。未だに本を「めくる」ことが好きで、落ち着きます。

☆今週もお疲れさまでした。どうぞよい週末を。

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